REPORT  No.132_2009/05/05(火)21:50〜

内房巨鯵mega-aji <2009−report No.05>


今年のゴールデンウィークはお泊まりなしキャンプなしの近場日帰りプラン。

もちろん最終日は出撃。そして待ちに待った出撃前夜。あいにくの雨模様だが予定決行。


5月5日内房
シーナさんから尺鯵キャッチの速報をいただいていたのでアジを意識しながらのメバル釣りとなった。           
先月からずっと入り浸っている漁港に入ったのが21:50。上げ4分。

雨中、北風が強く波長の長いうねりが薄気味悪い。北風を背中に受けてなんとか釣り座を確保。海自体は基本的に凪なのでとりあえず釣りは可能という状況。

今回はテトラの底際のメガメバル(仮説)もターゲットのため3.3m2号のシマノ振出磯竿のロングタックル。
さて開始早々ピロピロっとチビメバル。 幸先良いかと思ったら後が続かず。あちこち探るが渋く、ポイント移動を決意した最後の一投で2匹目。小さいのでリリース。その後小さなバイト少々も食いは渋く0時、今度は本当にポイント移動を決意。

 

21:56メバル                       0:04メバル

 

★  ★  ★

今日は渋いから朝の南房サーフ(ヒラメね)にかけるついでに南房地磯に入ることにした。しかし道中、以前から気になっていたポイントをちょっと覗いてみることにした。

内房2カ所目
外洋に面した堤防は根絡みの浅い海域。これまでの尺越えの条件に合致する。海況よし風よし。
雨の中1:00過ぎの上げ9分、キャスト開始。ロングタックル、3ポンドフロロ+ノーシンカーフックにエコギアのグラスミノーSSクリアーホロをセットしタイディFSでそこそこ遠投(タイディFS程度では磯竿のガイドの抵抗でそれほど飛ばない)。

どうなんだろう…。居るかな鯵…。などと考えながらキャストすること30分。


リトリーブしていると突然『カーン!』とひったくるようなアタリ。

『来た!・・・・』

しかもけっこう手前でヒット。ジグヘッドリグでも届く距離だ。ロッドが曲がる。
今回はドラグ調整もバッチリ、不必要にラインが出ることはないがグイグイ走る走る。押し問答の末に水面に姿を現したのは鯵。巨鯵(メガアジ)だ!ネットで大切にランディングして万事休す。

    

1:40am、36cm。自己記録には及ばないがデカイ!!  

『居たぜ居たぜ〜居たのか居たのか〜!』思わず声が出る。
スケールを当てると36cm。記録更新とはならなかったが何より自分の仮説が証明できたのが嬉しい。これまでの経験、色々な情報の蓄積から導き出した最高の結果だ。38の時はそのあまりのデカさにただただ驚いていたが今回はまたひと味違い感慨深いものがある。

★  ★  ★

興奮覚めやらぬ間に引き続きキャスト開始。あれ一匹だけかあ…なことはないだろ…
キャストすること20分…

カーン!』また来た。今度は沖目でヒット!グイングイン走る走る走る。

2:00am、34cm

『よ〜っしゃあ〜!』落ち着いて2メガバイト(なんのこっちゃ)。
今度は34cm。こんなスリリングな釣りがあるのか!(最高〜)。

 

2:33am、35cm                          2:40am、35cm

その後、手前と沖目で1尾ずつ追加して4メガバイト(なんのこっちゃ)で夜明けを迎えた。時合いは2:23の上げ一杯前後の約1時間。ショートバイトも2回あり。すべてクリアーホロでキャッチ。

 

計4メガバイト、大漁だ。ヤバイ!!!今日は活性バリバリでバラシが少なかった分4つもキャッチ。

せっかく買ったクーラーも長さが足りず無理やり押し込んだ。もうひとつ上のサイズを買うべきだった。

 

■塩人的巨鯵捕獲術

さて、ここでメガアジの釣れる条件を整理してみよう。名付けて『塩人的巨鯵捕獲術』(そのまんま)。
ではまず私の尺越え遍歴をたどってみよう。

History

私が尺越えしたのは2006年4月15日、南房の地磯だった。31センチだったがその時の興奮は未だに忘れられない。そのポイントは非常に浅く、潮位がないと釣りにならないような場所で釣り人はほとんど居ない。しかし外洋からのスリット伝いに尺鯵は入って来るのだ。

次の尺越えはまだ記憶に新しい内房の38cmだ。そのデカさ加減にただただ驚いたのを鮮明に覚えている。
このポイントもやはり外洋に面し、浅く根絡みだ。沖は浦賀水道。昼間、アジの乗り合い船が密集するポイントでその一軍が接岸してもなんの不思議もない場所だ。

そして今回の内房メガアジ4発。これまでの経験と情報の蓄積により導き出したポイントはやはり外洋に面したオープンエリアで浅く、そして根絡み。潮位がないと釣りにならない場所だ。

Depth

次に重要なファクター、水深について触れてみよう。これまでのポイントはすべて、せいぜい水深2〜3M程度。私は深場が苦手です。というのも特にライトタックルでは底がとれないから。1g程度のリグが底に着いたかどうかなんて鈍感な私には到底感知できません。カウントダウンも面倒くさいのでやりませんというかできません(笑)。底をとる時はもういい加減底だろうよって位までボーっと待つ(笑)。何が言いたいかというと深場はタナとりが難しいということ。特に鯵の場合タナは重要、ってのは世間一般に語られているところであります。
なのでタナを外すと致命傷。でもその日のタナはどこか?なんて不器用な私には探せません。せいぜい表層とそれ以外。結果論的に言うと私の釣ったこれら大型鯵は厳密には『浅場に入ってきた大型鯵』なのです。浅場では水面から水底の距離が短いのですぐ底がわかるしだいたいスローリトリーブすれば水深の2分の1あたりをリグが通っている、はずです。つまり水深が浅いとタナのブレが、深い場所よりも小さいので『外しにくい』のです。言い換えれば、私は釣り易い大型鯵を釣っているわけです。ひとつ言い忘れました。大型鯵は浅場にもガンガン入ってきます。これは結果が証明するところです。ただ浅い場所はどこにでもありますが浅い+『根』がポイントです。これまで大型鯵をキャッチした場所はすべて根絡みです。根絡みの浅場なんてどこにでもありますが、中でも外洋の海底からつながるかけ上がりの先の浅場ではないかと考えています。何らかの回遊通路的な地形があるものと、思われます。あとは場数を踏んで鯵が回ってきそうな雰囲気というのをつかむしかありません。

Import Data

情報の活用。私はポイント表記がほとんどないルアー誌よりもポイントが明記されている餌釣り系の諸誌を時々ですがチェックします。雑誌で公開された情報の活用は公平だと思います。鯵は釣りの人気ターゲット。どこそこの磯で巨大鯵!とか載ってればその場所ズバリももちろんですが、その周辺エリアは要チェックです。読者投稿も侮れません。やはり大鯵が回ってくるとされる場所で釣られていたりします。餌で釣れるということはそこに鯵が居るということにほかなりません。釣り地図に書いてあるちょっとしたコメントも結構本当だったりします。『初夏、大型鯵が回ってくる』などなど。ルアーよりもはるかに歴史のある餌釣りから学ぶことは多いです。あらかじめ釣り地図などでチェックして実際に足を運んでみると良いでしょう。

Anti Theory

とにかく鯵=漁港=常夜灯・スロープ、大型魚=深場といった既成概念を捨てて色々な場所で実釣してみるといいでしょう。私は常夜灯周りで鯵を狙うことはほとんどありません。むしろ40cmオーバー狙いのカゴ鯵師が居るような真っ暗な磯場をずっと意識していたりもしました。そういう磯での釣果はまだありませんが釣れるはずです間違いなく。  

こうした考えでポイントを推定し現場をチェックする作業の繰り返しです。自ら開拓したポイントで釣る。これぞ釣りの醍醐味と言えるのではないでしょうか。

一級漁場である浦賀水道で言えば房総半島でも三浦半島でもメガアジのチャンスはあるでしょう。既に大鯵で有名な南房の地磯群、そして房総東岸にも大鯵は回ってきます。要するにどこでも回ってくるんです。

所詮、鯵ですから(笑)。

鯵のお造り。〆なかったので残念。旨くはなかったです。

鯵フライ。デカイので切り身をフライ。普通に激ウマ。冷蔵庫にあったイカもフライ。

DATADATADATADATADATADATADATADATADATADATADATADATADATADATADATADATADATADATA

■場所/内房
■日時/5月5日21:45〜6日4:00am
■潮汐/5日(若潮)潮20:07(67cm)→6日(中潮)満潮2:23(129cm)→干潮8:57(34cm)
■気象状況/(海況)凪、薄濁り、
(天気)雨、(風)北〜北東強め
■釣果/真鯵36cm、35cm、35cm、34cm計4匹

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